こんにちは、魅力化コーディネーターの古田です。

わたしは隠岐の盆踊りに出逢い、魅了され、14年越しの想いを実らせこの春に移住しました。
今年の田植えのときに唄を口ずさんでいると、一緒に田植えをしていた中村の集落支援員の稲葉さんに盆唄の練習のお声がけ頂きました。隠岐の盆踊りのために移住したと言っても過言ではないわたしにとって、そのお誘いは飛び上がるほど嬉しいものでした。稲葉さんたちが愛する武良の盆踊りを、盆唄を末永く後世へ継ぎたいと『武良盆踊り保存会』を立ち上げられました。

お盆も近づいてきて週に一度中村へ通い、稲葉さんも含め何人かで唄を学んでいます。お師匠さんが唄っているだけで明かりの灯った櫓が目に浮び、その声は心の奥までしみこみます。

中村の盆唄は現在でも5つ残っています。
島後で一番多く踊られているヨーホイと囃す『盆口説き』に加え、『べっちょべちょ』『おそめ』『しょうがいな』と『北方節』の5つの唄(と踊り)があります。それだけでもすごいですが、『盆口説き』以外の4つは二人で唄う唄というのもとても珍しいものです。

『北方節』はその名前の通り、もともとは五箇の北方の盆唄だと思われますが、どういった経緯か中村へと運ばれ、現在でも中村で唄われています。二人で唄うときに区切るところも【A】【B】のようにとても変わっています。

【A】五箇の北方は住みよい
【B】ヤレけれど灘
【A】の嵐が顔にしょむ
【B】ヨー顔にしょむ灘
【A】の嵐が顔にしょむ

言葉の途中で交代するのですが、お師匠さんの若いころは区切るところも決めずに相手を見ながら自由に区切って駆け引きをして唄っていたそうです。隠岐の方の唄のセンスと遊び心…!!なんてすごいのでしょう!!
本当に感動しました。
そして小さい時から知っている先輩方から脈々と大切に受け継がれていること、それを次の世代へ受け継ぐ中で島外から来たわたしにもその大切な盆唄を教えてくださることに感謝と喜びでいっぱいです。

8/16(土) 夜8時から中村のまつり場で盆踊りをします。
お師匠さんや先輩方の唄もある中で、稲葉さんと一緒にわたしも唄って踊らせていただく予定です。
みなさま、ぜひ踊りにきてください、目標は朝までです!

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隠岐の島町教育委員会 総務学校教育課 総務係
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