苗字や名前について、間違った読み方をされたことはありますか?
「山崎」と書いて「やまさき」や「やまざき」、
「渡辺」と書いて「わたなべ」や「わたべ」など
同じ漢字の苗字でも、読み方が違う場合がありますよね。
名前についても、「隆志」と書いて「たかし」や「りゅうじ」、
「幸枝」と書いて「さちえ」や「ゆきえ」など
漢字だけの表記では、自分の名前を正しく読んでもらえなかったという
経験がある人も多いのではないでしょうか。
最近では、漢字の読み方をアレンジしたり、外国風な読み方を取り入れた
キラキラネームと呼ばれる名づけの流行により、
これまでにない読み方をする名前も増えてきました。
そんなわたしたちの苗字や名前の読み方って、誰が証明してくれるんでしょう?
今年の5月26日から戸籍に氏名の振り仮名を記載する制度がはじまりました。
今まではひらがな・カタカナ・漢字からなる氏名そのものしか記載されていなかったため、
これにより、公に自分の名前の読み方を証明することができるようになります。
でも、正しい読み方が戸籍に載るか不安ですよね?
戸籍に氏名の振り仮名が載る前に、本籍地から確認の通知が届きます。
隠岐の島町が本籍地の方への通知は、今年の7月頃を予定しています。
画像の1枚目の見本のとおり目立ちにくいハガキですが、
大切なお知らせですので必ず開封して記載してある内容の確認をお願いいたします。
もし、通知された振り仮名が間違っていたら、必ず正しい振り仮名の届出をしてください。
届出の方法は、本籍地または住所地等の市区町村役場の窓口や郵送のほか、
マイナポータルからオンラインで行うこともできます。
氏の振り仮名の届出人は、原則として筆頭者です。
サザエさん一家で例えるなら、「フグタ」という氏の振り仮名の届出人はマスオさん、
「イソノ」という氏の振り仮名の届出人は波平さんということになります。
ただし、筆頭者が除籍の場合は、その配偶者、どちらも除籍の場合は、その子が届出人となります。
また、名の振り仮名の届出人は、本人です。
本人が15歳未満の場合は、その親権者等の法定代理人が届出人となります。
タラちゃんの「タラオ」という名の振り仮名の届出人は、マスオさんもしくはサザエさんのいずれか、
「カツオ」「ワカメ」の名の振り仮名の届出人は、波平さんもしくはフネさんとなります。
通知された振り仮名が正しい場合は、届出をする必要はありません。
令和8年5月26日以降になりますが、通知された振り仮名が戸籍に記載されます。
戸籍に記載された振り仮名は、住民票やマイナンバーカードにも記載されます。
振り仮名を証明するものが増えることにより、氏名の振り仮名が本人確認の要素の一つとして
用いることができるようになるほか、正しい読み方で呼称することができる場面が多くなります。
最後になりますが、振り仮名の届出に関する詐欺にご注意ください。
この届出に手数料はかかりません。また、届出をしなくても罰則はありません。
【この記事に関するお問い合わせ】
隠岐の島町役場 町民課 戸籍住民係
連絡先:08512-2-8560