全国のベンチャー経営者等が隠岐の島に集う「隠岐の島サステナブルベンチャーツアー2026」が、10月30日・31日に開催されました。

隠岐の島町では、本ツアーを、隠岐の島町の魅力を全国の経営者の方々に知っていただき、地域を盛り上げるきっかけづくりの一環として位置付けています。遠く離島まで足を運んでくださった皆さまに、島の自然や文化、人々の営みを直接見て、触れて、味わっていただくことが、町の何よりの紹介になると考えています。

本ツアーは、都万出身でおきラボ株式会社代表取締役 齋藤拓也氏と、全国で経営者のご縁をお繋ぎしている代表世話人株式会社 杉浦佳浩氏のご縁から始まったもので、隠岐の島町や隠岐ジオパーク推進機構の協力のもと、2023年から2025年に続き、今回で4回目の開催となりました。
また、このツアーを通じて生まれたご縁は、隠岐高校の「起業塾」が生まれるきっかけにもなりました。本年は、その「起業塾」の生徒たちと連携しての開催となり、町としても感慨深いツアーとなりました。

今回のツアーには、経営者を中心に大学教授、専門家など、過去最多となる約50名の方々にご参加いただきました。前日の29日から一部参加者が来島され、隠岐空港での出迎えに始まり、島根大学臨海実験所の視察や、町役場での意見交換を実施しました。当日は町職員も、送迎や会場運営など、受け入れ側として参加者の皆さまをお迎えしました。

本年のテーマは「隠岐高校生と一緒に、島を通じて自分と未来を考える」です。プログラムの監修は、人事・組織開発の専門家であり、過去のツアーも含めて、何度も隠岐の島を訪問されている株式会社We Are The People 安田雅彦氏が行いました。
30日は、まず隠岐高校「起業塾」の有志5名の生徒が、安田氏と共に半年間かけて言語化した自分自身のMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を、隠岐高校で発表しました。全国で活躍する経営者の方々が、生徒たちの発表に真剣に耳を傾けてくださる様子が印象的でした。
その後、生徒たちがガイドとなり、自分たちのMVVを隠岐の島のフィールドを通じて伝える3つのコースに分かれて体験しました。河童伝説にちなんだ西郷港付近の街歩きと遊覧船を巡る「A 伝説」、西郷港付近での釣りと黒曜石で魚を捌く体験を行う「B 釣り」、壇鏡の滝や那久岬を訪れる「C 秘境」です。島の高校生が、自分の言葉で島の魅力を伝える姿は、私たち大人にとっても新鮮なものでした。
コース体験の後は、隠岐島文化会館で生徒たちへのフィードバック会と交流会を実施し、隠岐の島町長からも歓迎のご挨拶を申し上げました。

31日は、隠岐の島町商工業振興センターを会場に、参加者一人ひとりが自らのMVVを考えるワークショップを行い、生徒たちが「問いかけパートナー」として、大人のMVVに高校生の目線で問いを投げかけ、共に考えを深めました。

参加者や生徒たちからは、以下のような感想が寄せられました。
(感想)
・初めのMVVプレゼンでとても感動し、そこからスタートしたツアーでした。最高でした。
・高校生の純粋な気持ちに触れることで、エネルギーを得ることができました。
・楽しかったです。またやりたい、もっと話したかったです。(生徒)
・質問するのが苦手だと気づきました。質問する中で学ぶことが多かったです。(生徒)
・調べるうちに、自分が暮らす隠岐のことも知ることができました。(生徒)

経営者の皆さまとのご縁が高校生の学びの場につながり、その高校生たちとの交流が、今度は参加者の皆さまに新たな気づきをもたらす。立場や世代を超えて学び合う姿に、受け入れ側である町としても、本ツアーの意義を改めて感じた2日間でした。
今後もこのご縁を大切に紡ぎながら、隠岐の島町の魅力を全国の皆さまに知っていただき、地域を盛り上げる取組や新しい産業創出に繋げて参ります。

【この記事に関するお問い合わせ】
隠岐の島町役場 商工観光課 商工労働係
連絡先:08512-2-8575