◎隠岐ジオパーク学術研究奨励事業とは?
隠岐ジオパーク推進機構では、隠岐の自然遺産や文化遺産―地域に受け継がれてきた「宝物」の価値をより深く理解し、その魅力を高める研究を支援しています。採択された研究者たちは、それぞれの専門分野を活かしながら、島の中で調査や交流を重ね、隠岐の多様な魅力に新たな光を当てています。
◎成果報告会やふれあいイベントも開催予定!
採択された研究者による成果報告会を、来年3月ごろに開催予定です。
1年間の研究の成果を、わかりやすく紹介します。また、研究者と直接ふれあえるイベントも随時企画中!自然館やジオパークのウェブサイト・館内掲示などをぜひチェックしてください。
◎今年度の採択研究者
今年度は7名の研究者が採択されています。研究内容の詳細はHPでご覧ください。
→https://www.oki-geopark.jp/news/5144/
研究者1
林 広樹(はやし ひろき)さん
島根大学総合理工学部
研究テーマ:「双子のカルデラ」形成時代の浅海環境の復元:都万層と島津島層の解析
研究者2
今井 悟(いまい さとる)さん
島根県立三瓶自然館(公益財団法人しまね自然と環境財団)
研究テーマ:隠岐島前の美田層から読み解く日本海拡大初期の古生態
研究者3
林 昭次(はやし しょうじ)さん
岡山理科大学 生物地球学部 恐竜学科
研究テーマ:骨内部組織から考察するオキノウサギの成長様式について
研究者4
山澤 泰(やまさわ たい)さん
富山大学大学院理工学研究科修士2年
研究テーマ: 隠岐諸島島後におけるコウベモグラとアズマモグラの共存機構の解明
研究者5
秋澤紀克 (あきざわ のりかつ)さん
広島大学大学院先進理工系科学研究科
研究テーマ: 隠岐島下マントルの熱化学進化史
研究者6
甲能 直樹(こうの なおき)さん
国立科学博物館生命史研究部/筑波大学大学院生命環境系
研究テーマ: 隠岐諸島西ノ島におけるニホンアシカ猟とその自然史・産業文化史的位置づけ
研究者7
相澤 正隆(あいざわ まさたか)さん
北海道教育大学札幌校
研究テーマ: Mg同位体を用いたマントル内の二酸化炭素循環の解明
7名の研究者たちは、これから1年をかけて隠岐の自然や文化にじっくり向き合いながら、島内各地で調査を進めていきます。もし見かけた際には、どうぞ温かく見守っていただければ幸いです。
来年3月には、研究の成果をわかりやすくご紹介する報告会も開催予定です。研究を通して見えてきた、隠岐の新たな魅力をぜひ一緒に発見しましょう!
【この記事に関するお問い合わせ】
一般社団法人 隠岐ジオパーク推進機構
連絡先:08512-2-1577