2025年8月10日(日)、北小学校の校舎内で、特別な“縁日”イベントが開催されました。これは、毎年恒例だった「中村海水浴場」での海遊びに代わる、新たな夏の思い出づくりとして企画されたもの。PTAの皆さんの温かい協力によって、初めて実現した校内レクリエーションです。

これまで北小の子どもたちは、夏といえば海。自然の中で過ごす時間が楽しみでした。しかし、今年は「もっと身近な場所で、もっと多くの人と一緒に楽しめるイベントを」との声があがり、学校全体を使って“縁日”を再現するという新しい試みに挑戦することになったのです。

会場となったのは、普段子どもたちが学ぶ北小学校の校舎内。いつもの教室や廊下が、カラフルな提灯やのれんで飾りつけられ、この日だけはまるでお祭り会場のようなにぎわいに。子どもたちの笑顔があふれる、特別な一日が幕を開けました。

縁日当日の北小学校は、まるで地域のお祭り会場のようなにぎわいに包まれていました。校舎内には、たこ焼き、かき氷、カレー、フライドポテトといった屋台が並び、子どもたちは順番に好きなものを楽しんでいました。食べたいものを自由に手に取る様子は、まるで本物の縁日にいるかのようで、会場には笑顔があふれていました。

遊びのコーナーも大盛況。スーパーボールすくい、射的、型抜きなど、昔ながらの縁日遊びがあちこちに並び、子どもたちの歓声が校舎中に響きました。特に人気だったのが、お化け屋敷。暗くなった教室を使って教職員が“おばけ役”を務め、子どもたちはドキドキしながら挑戦している様子でした。

夜になると、校庭では手持ち花火を楽しむ時間が設けられました。みんなで火をつけ、時にはしゃぎ、時にゆっくりと光を眺めながら、今日の楽しい一日をしみじみと味わうような時間が流れていました。

全校生徒13人とは思えないほどの活気に包まれた校舎。小さな学校ならではの温もりと工夫が詰まった、心に残る縁日となりました。

今回の縁日は、子どもたちにとって楽しいだけでなく、地域や保護者、教職員にとっても心あたたまる交流のひとときとなりました。規模こそ小さいものの、一人ひとりの想いと協力が重なって生まれたこのイベントには、北小学校ならではの温もりがあふれていました。

準備には、PTAを中心とした保護者の皆さんや教職員が力を合わせました。屋台の料理の用意から飾りつけ、遊びの準備まで、すべてが手作業。だからこそ、当日子どもたちの笑顔がはじける様子は、関わったすべての大人たちにとっても大きな喜びとなりました。

全校生徒が13人という北小学校では、みんなが「顔の見える関係」です。だからこそ、一人ひとりの思いを大切にしながら、こうしたイベントを実現できるのです。今回の縁日は、単なる行事を超えて、子どもたちの心に残るかけがえのない夏の思い出になったのではないでしょうか。

「また来年もできたらいいね」――そんな声が自然とあがるほど、笑顔と優しさに包まれた一日でした。

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