こんにちは!都万支所(地域おこし協力隊)の福田です!

今回は「焼きアゴ作り」をされている、焼きアゴ作りグループ(代表:大戸忠志さん)を紹介します!

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こちらのグループは油井という地区で焼きアゴを作られています。
油井は隠岐の西側にある地区で、海に沈む夕日が綺麗な場所です!

「アゴ」とは「トビウオ」のことで、平成元年に島根県の魚として選定された魚でもあります。
島根県の美しい海と新鮮な魚を広く全国にアピールし、あわせて県全体のイメージアップを図る目的で、トビウオが「県の魚」として選ばれました。

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朝8時頃にお邪魔すると、既に漁から帰ってきて、港で魚を捌き終えるところでした。
魚は1匹ずつ全て手作業で、目にもとまらぬ速さで捌いていました!

そこから加工場に移動し、まず炭で火をおこし、魚を1匹ずつ丁寧に串に刺していき、焼く準備をしていきます。
この作業を手伝わせて頂いたのですが、本当に難しかったです。
正確に魚の真ん中に串を刺さないと、焼く時にまんべんなく火が入らなくなるのです。

焼く準備ができたら、串に刺した魚を炭火で焼いていきます。
少しすると、焼けた魚のいい匂いがしてきます…!
しかし焼く作業も全て手作業。魚の焼け具合を丁寧に確かめて、微調整しながら1つずつ丁寧に焼いていきます。

焼け上がった魚は1匹ずつひろげて、これまた手作業で骨を取り除きます。
そして台いっぱいに広げたら、乾燥させるための機械に入れていき、全ての魚を終えるまでこの作業を繰り返していきます。

そして乾燥させたアゴを袋詰めして、完成!というわけです。

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今回焼きアゴ作りを見学させて頂いて、全ての作業に「丁寧さ」を感じました。
1匹ずつ手作業で丁寧に仕上げていく姿を見ると、出来上がりに期待せざるを得ません…!
しかしその一方で、丁寧さは大変さの裏返しでもあります。

焼きアゴ作りは、朝早くから漁に出て、もちろんそこには自然との戦いがあり、作業のほとんどが手作業で、熱い炭火の前で立ちっぱなし等の身体的負担も大きく、そして集中力を要する作業ばかりです。
そこに若くてパワーの溢れる人たちが少しでも関わってくれると良いのではないかと感じました。

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作業をしながら皆さんが話していたことで印象的な内容がありました。
それは「山の手入れが困っていて…」「うちの草刈りが大変で…」等という、仕事とは異なる部分で、手を動かせる人を必要としているという内容でした。

隠岐ならでは、地方ならではの生活の中で、仕事以外にもどうしても必要な人手がそこにあり、それには体力が必要な場面も多くあります。

そして10年後も50年後も美味しい焼きアゴを食べるためにも、大戸さんたちが持っている技術、知識をいかに次の世代に引き継いでいくか、ということも課題として感じました。

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香ばしくて深い旨味があって、上品な口当たりで、
昔から島で愛されてきたあご出汁は、どんな料理の味も引き立ててくれる万能出汁です。
そのまま食べてもおいしいです!

ぜひ、隠岐で作られた焼きアゴを食べてみてください!
そして油井に夕日を見に行ってみてください!

【この記事に関するお問い合わせ】
隠岐の島町役場 都万支所 地域振興係
連絡先:08512-6-2311